今週は町田アカデミーの修了グループ制作の話題を取り上げています。今日はその5回目。


パース 真の間 落ち着き、凛とした空気の中でお茶を愉しんででいただきたい「真」の間は、やさしい紫色をアクセントとし、全体を艶やかな白でまとめています。
 床の黒漆調、その両サイドには同色の飾り格子を取り付け、ぴんと背筋を伸ばしたくなるような締めの効果を託しました。
 床の掛け軸代わりに、窓で切りとられた外の風景を選びました。時間によっては、自然光が入り込み、格子の影を落とし、静かな趣をあたえてくれることを楽しみにしてください。


パース 行の間 行の間は柔らかい優しさを大事にしました。全体色は真の間と同じですが、アクセントに、穏やかな女性らしいオレンジ色を入れています。ペンダントライトの、素材感があたたかい明かりで食卓を照らし、上品でゆとりのあるお食事の時間にしてくれることでしょう。
パース 行・草の間つなぎ 格子廊下と和紙を張った間仕切り戸でゆるやかに区切った空間は、ほのかに人の気配を感じ、ほどよい安心感を与えます。時には、人や物のシルエットが映し出され、アートのように感じられるでしょう。