数年前から特に高まった世間のエコ意識。特に2008年にガソリン価格が急騰してから、私も信号待ちなどで30秒以上止まるときに、アイドリングストップを心がけていました。その効果で、燃費も一割以上向上し満足しておりました。
 さて、仕事で最も使用しておりました1tのボンゴ(トラック)が走行距離10万kmを超えましたので、昨年12月11日にタイミングベルトを交換してもらいました。ところが、その後から3日おきぐらいに「DPF」のランプが点灯するのです。購入してもうすぐ4年以上になりますが一度も目にしたことはありません。DPFは排ガスをクリーンにするための装置ですから、エンジンをさわったときに問題が発生したのではと思いました。ディーラーで暮れに一度見てもらった後も、発生しましたので年明けに再度調査。その結果、
「寒い季節なので、エンジンが暖まらずに再燃焼仕切れてない可能性がある。燃えかすがたまっているが現在はまだ交換するレベルではない。DPFを通った排ガスは再びエンジンで燃焼するので、悪いDPFを放置して運転すると、エンジンを傷めることになる。DPFを最悪交換すると20万円程度の費用がかかる。」
とのアドバイスをいただきました。
 これはショックです。結局、環境に優しいようにと考えて取り組んだアイドリングストップが、逆に自動車の負担を増して大きな負担を掛けていたとは。県が音頭をとってメディアから
「アイドリングストップ!」
と呼びかけていることに、なんの疑いもなく取り組んだ一住民の保有する自動車が、それを信じたことによって保有資産を目減りさせたという現実。
 機械に疎い私は、今度購入する自動車は「電気自動車」にしようと決めました。