サイディングの貼り替え始まる 昨年5月に施工を終えた弊社事務所のある倉庫ですが、昨年の10月になって外壁のサイディングが落下していたことに気づきました。
 その後、メーカーの施工用部材に不備があるということで、貼り直しが決まっていましたが、その後発生した東日本大震災による、工場の一時閉鎖。復旧後は、外装板を張る職人さん不足で、作業が進みませんでした。
 でも、ついに復旧作業の再開です。外装板が上にもあるので、外すのも簡単ではないようです。

 ところで、外装板が縮むと言うことを皆さんはご存じですか?
今回、私の倉庫の外装板が落下した原因の一つに、外装板が縮んだことがあるようです。今回は、施工した業者さんではなく、メーカー特命で補修を行う張り屋さんです。
 立ち話しながらお話しすると、あちこちの住宅会社でのクレームも詳しいようです。私たちが助言するときに気をつけたいのが、この外装板が縮むという現実を伝えることですね。
 外装板は、その多くが長さ3m程です。横に張ると、必ず継ぎ目が出てきます。そこで、コーキング(シーリング)処理を行うのですが、このコーキングの量が少ないと、外装板が縮んだときにコーキングが割れて雨漏りの原因になります。
 メーカーでは、幅と厚みをそれぞれ1cmとるように指導されます。1cmは見るとかなり広いです。デザインを気にする人は、これを小さくしてくれと頼まれます。しかし、これを行うと、コーキングの量が少ないために引き離されてしまいます。

 施工標準には、それぞれ過去の失敗を教訓に作成されています。見た目には良くなくても、大切な家を雨漏りの被害から守るためにも、気をつけて施工して欲しいところです。


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