佐賀空港にオスプレイが配備され、自衛隊と民間の共同利用が検討されていることに、機密の点と利用者心理の面から否定的な考えを述べました。依然として佐賀空港がほかと比較して最適であることの理由が示されないことも問題だと思います。ただ現実にオスプレイを受け入れることになった場合のことも考えなければなりません。
佐賀県に空港が必要なのかは議論する必要がありますが、鉄道に比べてはるかに安い価格で東京へ往復できる時代になったことを考えると、その利便性は否定できません。特に福岡空港の発着枠が限界に近づきターミナル施設の拡大工事が検討される中で、一部の代替機能を持つ可能性を秘める佐賀県内の空港は、10年前に比べて必要性が増しているのではないかと感じています。
今回、有明佐賀空港にオスプレイと目達原駐屯地のヘリが集められることになるのであれば、目達原駐屯地を民間飛行場として再整備することを検討すべきだと考えています。これまでも、駐屯地の滑走路を延長する構想はあったようですが、地元の理解が得られずに実現することはありませんでした。また、今回の有明佐賀空港のように民間航空機が利用する空港として整備した施設が、軍事利用されない保証はありません。しかし、有事が起きた時には福岡空港であっても軍事利用されることは避けられません。将来の不確定要素であることに不安を感じて成長の芽を摘むよりも、新たな飛躍を目指した戦略があるべきだと私は考えます。
現在600m程度の目達原駐屯地の滑走路を2000mに延長し、旅客運用できる新佐賀空港しとして整備します。そこに2023年開業を目指している長崎新幹線のアクセス線を迂回させ吉野ヶ里公園駅へ接続するルートを確保します。(地理的には神埼駅へアクセスさせた方が良いと考えられるが、空港建設に地元の理解を得るには吉野ヶ里公園駅を接続駅とした方が良いと考えられる。)
新鳥栖・新佐賀空港〜吉野ヶ里公園というアクセス線を整備することで、フリーゲージトレインによる整備が進められている新幹線のルートに新しい道筋を付け、空港アクセスという新たな需要を生み出すことも出来ると考えています。
さらに現在、県内のいくつかの市長から要望が上がっている長崎新幹線の全線フル規格化。将来、韓国の釜山まで新幹線を整備する考えの下、吉野ヶ里(神埼)から、新佐賀(佐賀市大和町)、多久(東多久駅・将来の分岐駅)、武雄温泉という新設ルートを検討できると考えています。佐賀駅を通る在来線を利用しないのは、現在の佐賀駅周辺が大雨の被害を受けやすいこと、沿線の牛津、高橋も同じ理由で、将来地球温暖化による海面上昇がすすむと、この地域を走る鉄道そのものの利用が困難になることを回避するためです。
佐賀県にはほとんどメリットがないと考えられていた長崎新幹線も、佐賀空港の移設とセットで考えることが出来るなら、魅力を放つ可能性を秘めていると感じています。
佐賀県に空港が必要なのかは議論する必要がありますが、鉄道に比べてはるかに安い価格で東京へ往復できる時代になったことを考えると、その利便性は否定できません。特に福岡空港の発着枠が限界に近づきターミナル施設の拡大工事が検討される中で、一部の代替機能を持つ可能性を秘める佐賀県内の空港は、10年前に比べて必要性が増しているのではないかと感じています。
今回、有明佐賀空港にオスプレイと目達原駐屯地のヘリが集められることになるのであれば、目達原駐屯地を民間飛行場として再整備することを検討すべきだと考えています。これまでも、駐屯地の滑走路を延長する構想はあったようですが、地元の理解が得られずに実現することはありませんでした。また、今回の有明佐賀空港のように民間航空機が利用する空港として整備した施設が、軍事利用されない保証はありません。しかし、有事が起きた時には福岡空港であっても軍事利用されることは避けられません。将来の不確定要素であることに不安を感じて成長の芽を摘むよりも、新たな飛躍を目指した戦略があるべきだと私は考えます。
現在600m程度の目達原駐屯地の滑走路を2000mに延長し、旅客運用できる新佐賀空港しとして整備します。そこに2023年開業を目指している長崎新幹線のアクセス線を迂回させ吉野ヶ里公園駅へ接続するルートを確保します。(地理的には神埼駅へアクセスさせた方が良いと考えられるが、空港建設に地元の理解を得るには吉野ヶ里公園駅を接続駅とした方が良いと考えられる。)
新鳥栖・新佐賀空港〜吉野ヶ里公園というアクセス線を整備することで、フリーゲージトレインによる整備が進められている新幹線のルートに新しい道筋を付け、空港アクセスという新たな需要を生み出すことも出来ると考えています。
さらに現在、県内のいくつかの市長から要望が上がっている長崎新幹線の全線フル規格化。将来、韓国の釜山まで新幹線を整備する考えの下、吉野ヶ里(神埼)から、新佐賀(佐賀市大和町)、多久(東多久駅・将来の分岐駅)、武雄温泉という新設ルートを検討できると考えています。佐賀駅を通る在来線を利用しないのは、現在の佐賀駅周辺が大雨の被害を受けやすいこと、沿線の牛津、高橋も同じ理由で、将来地球温暖化による海面上昇がすすむと、この地域を走る鉄道そのものの利用が困難になることを回避するためです。
佐賀県にはほとんどメリットがないと考えられていた長崎新幹線も、佐賀空港の移設とセットで考えることが出来るなら、魅力を放つ可能性を秘めていると感じています。