昨日、無事に選挙の収支報告書の提出を終えました。今日は甲子です。本来、事務所開きを行いたかった日です。あっという間に選挙も終わり、新知事による議会も始まりました。大きな選挙になればなるほど、メディアをコントロール力が必要だということを学ぶ選挙だったと振り返ることが出来ます。

001 平成26年11月27日の立候補表明から投票日まで、常にマスコミと対話する日々が続きました。衆議院選挙の期間中に香港へ行ってたことと、ドクター中松の下で選挙を学ぶ機会を得て東京にいたことなどありましたが、何らかの形でどこかの社から連絡が入ります。

001 各社の取材方法は様々でしたが、NHKの組織力には頭が下がります。取材の連絡がいろんな方から入ります。他社では担当者がお休みでない限り、同じ方が取材を続けられるようですが、NHKに関しては、日ごとにいろんな方がアポを取り、インタビューしようと試みをされます。アナウンサーも1人ではありません。カメラマンも挨拶に来ます。1月3日には、選挙カーに乗り込んでの取材も受けました。車内からの撮影は15分ほどですが、冬空の中、窓を開けて走る厳しさをアナウンサーが体験するという、珍しい形の取材も経験していただきました。そんな感じで、いろんな角度から候補者の素顔に迫り、考えを引き出そうとされる姿勢には感心しました。ただ、限られた放送時間で伝えるテレビに3時間もの時間を拘束されると、候補者としては大変です。
002 NHKに限りませんが、取材を1時間受けても、現実に放送されたり記事になる部分は限られています。メリハリのある対応が必要になると感じました。時間をコントロールし、報道される記事に目を通していくためにも、専属のスタッフが必要になります。
 昨日になって、整理していた書類の中からKBCからお願いされたアンケートを提出していないことが分かりました。せっかく記入したアンケートが台なしです。これを防ぐためにも、メディア対応のスタッフが必要です。

 さて今回の選挙戦。告示前は原発問題、オスプレイ問題にどう対応していくかが争点の一つとみられていました。しかし振り返ってみると、1月1日佐賀新聞の事前調査の結果公表以降、争点が完全にぼけてしまったと感じることが出来ます。樋渡VS山口の構図が仕立て上げられ、その他の議論は蚊帳の外に置かれたのではなかったのかと。 特に島谷候補から見ればこの状況は、決して歓迎するものではなかったでしょう。
 テレビの報道を検証することは出来ませんが、全国の話題と地方の話題ではギャップもあるようです。最近批判的に取り上げられている朝日新聞ですが、選挙直前から選挙前日までの記事を読み返すと、全国紙こそ「自民党本部VS県・農業団体」という対決姿勢を提示していますが、地方面を読む限り候補者の主張を真摯に記事にされていることが伺えます。地方面での取り上げ方は、全国紙の朝日・毎日・読売の三紙が、どの候補も同じように扱おうとしている一方、地方情報のウエートの高い西日本新聞、佐賀新聞にバランスを欠きやすくなる土壌があると感じられます。朝日新聞は記事の取扱い方よりも、そこが発信することで他のメディアが過剰に反応することが問題なのかもしれません。
 12月28日の朝日新聞全国面に「休日の街宣活動で樋渡候補と山口候補が街宣活動でニアミス」的な報道がなされた後、全国紙で報道される内容に自民党の内部抗争「党本部VS地方・JA」という構図があおり出されました。そして佐賀新聞の事前予測へとつながります。
 選挙中盤にあのような形で調査結果が出され、それ以降の報道に変化があったことを考えれば、報道としての公平性を保てなかったのではないかと感じています。特に今回の選挙は年末年始と言うことで、候補者自身が表現したい文書を選挙後半まで受け付けられない状況でありました。そんな状況で一部の候補者を大きく取り上げるあり方は、今後の問題として考えていただくべき課題だと感じました。

 テレビの場合、候補者を原則として同じに扱うために、露室時間は大きく変わりません。一方、新聞は紙面をいろんな形で切り分けることが出来ます。今回の新聞を改めてみていますと、全国紙の取り上げ方が与えた影響は小さいものの、佐賀新聞の与える影響は大きく、また、それに追従する形で西日本新聞の紙面構成が変わっていったことが気になりました。
010 確かにテレビの効果は大きいです。しかし、地方選挙で新聞の与える効果は見逃せません。特に地域リーダーとなる新聞社の記事には注目し、候補者の意図する形での情報が発信されるようにコントロールすることも重要になると感じました。