4月12日投票の佐賀県議会選挙に立候補予定の青木かずのりさんの事務所を、先週月曜日に訪ねてきました。昨年暮れ、県知事選挙の直前に私の事務所へ足を運んでいただいたものの、私が外出しており名刺がポストの中に入っていましたので、その時のお詫びと、どんな考えをお持ちなのか関心を持って行ってきました。

 約30分間、いろんなことで話が弾みました。組織選挙とそうでない選挙。真夏の選挙と年またぎの真冬の選挙。形は違えど同じ佐賀県全県を17日間駆け回った2人の経験は同じです。それぞれに感じるものがありました。その中でこんな会話も(敬称略)

青木 「このあとはどうされるのですか?」
飯盛 「まだ未定だけど、議会には興味ないし。・・・・。」
青木 「私はもっと若い人に政治を目指して欲しいと思っています。佐賀市の選挙、定員11名に12〜13名の立候補予定ですが、本当はもっと沢山の人が立候補できるようにならないといけないのですよ。」
飯盛 「それでも、今は全国の業者に物品の手配が出来るから費用を抑えることも出来ますよ。それよりも同じ選挙で性質が違いますよね。佐賀だと11名当選できるけど、小城だと2名ですから。市議会とおんなじで毎日同じところを選挙運動でまわります。」
青木 「確かに。佐賀市だとけっこうありますけど。」
といった会話をしてきました。

 よく、行政改革のためにまず、政治家が身を削れといわれます。私はこの考えには反対です。公務員と違って安定した身分が保障されない政治家。そこに、これまでの身分や経験を捨てて挑戦するわけですから、その報酬が削減されることには反対です。議員の数も住民の意見を届けるために一定の数が必要だと考えますし、行政をチェックする上でも、一定の議員数が必要だと考えます。
 しかし、現行の制度が機能して60年が過ぎます。その間に、市町村が再編されたことと同時に、交通機関と道路事情が発展しました。県内に10の市が存在しそのほとんどが、市議会・市長と同じ選挙区で県議会の議席を争います。この仕組みは、議会の硬直化を招く一つの要因と考えることが出来、また定数11の佐賀市と定数1または2の選挙区では、選出される議員の性格も異なってしまいます。この事象を改めることがこれからの県政の発展のために必要だと考えます。

 まずは、現在の定数38はそのままで、選挙区を「佐賀市選挙区」、鳥栖市・神埼市・三養基郡の「東部選挙区」、小城市・多久市・鹿島市・嬉野市・杵島郡・藤津郡の「南部選挙区」、唐津市・東松浦郡の「唐津選挙区」、伊万里市・武雄市・西松浦郡の「西部選挙区」の5つに分けます。
 次に、それぞれの選挙区の定数を前回選挙の選挙人名簿を下にドント式で配分します。今回の計算には、先日の県知事選挙の際の数値を用いました。

佐賀市選挙区(定数11)
名簿数 187,909
÷2の商  93,954
÷3の商  62,636
÷4の商  46,877
÷5の商  37,581
÷6の商  31,318
÷7の商  26,844
÷8の商  23,488
÷9の商  20,878
÷10の商 18,790 (34位)
÷11の商 17,082 (37位)

東部選挙区(定数 現7 改8)
名簿数 136,442
÷2の商  68,221
÷3の商  45,480
÷4の商  34,110
÷5の商  27,288
÷6の商  22,740
÷7の商  19,491
÷8の商  17,055 (38位)

南部選挙区(定数8)
名簿数 141,939
÷2の商  70,969
÷3の商  47,313
÷4の商  35,484
÷5の商  28,387
÷6の商  23,656
÷7の商  20,277
÷8の商  17,742 (36位)

唐津選挙区(定数6)
名簿数 107,130
÷2の商  53,565
÷3の商  35,710
÷4の商  26,782
÷5の商  21,426
÷6の商  17,855 (35位)

西部選挙区(定数 現6 改5)
名簿数 102,329
÷2の商  51,164
÷3の商  34,109
÷4の商  25,582
÷5の商  20,465
÷6の商  17,054 (39位)

 選挙制度のバランスを考えれば、佐賀市を2つに分けることも必要になりますが、定数が小さいために議席配分を難しくしている現状の課題を取り除くことが出来ると考えています。
 ここに、議員1人あたりの最低有権者数を規程(17,000人)と定めておけば、議席配分を行った上で商が17,000より小さくなる場合には議員定数が自動的に削減される仕組みとすることが出来ます。

 これにより、新人が挑戦しやすい議会の仕組み、将来の道州制にも対応しやすい政治環境をつくることが出来ると考えます。