「選挙運動費用の公営制度」の対象になるものとして、知事選ではビラの作成費用があります。法定得票数(有効投票の1/10)を穫ることが出来れば、公費負担され候補者がお金を支払う必要がなくなります。このビラは、選挙期間中に街宣車のそばで配ることと立会演説会場で配ること、そして新聞に折りこむことが認められています。
 ただし、負担してもらえるのは作成費用(計算式は複雑だが、概算で1枚単価 7.30円ほどです)だけで、折込広告料は候補者負担となります。しかも、広告費用は選挙プレミアムで通常の1.5倍になります。(佐賀新聞広告センターの場合)
 ビラは2種類まで作成でき合計枚数は、衆議院の選挙区数が2の佐賀県では115,000枚が上限とされています。ビラを配るためには、選挙告示日に立候補届出を終えてからいただくシールを1枚1枚貼る必要があります。シールは事前にいただくことが出来ませんので、大変な負担になります。
 作成したビラは、立候補の事前確認の際に、3部ずつ提出する必要があります。もちろん、選挙途中で届け出ることも可能ですが、サイズや記載事項(配布責任者名)などの確認を終えるまで証紙をもらうことが出来ません。