佐賀県知事選挙が終わって3ヶ月が過ぎました。この間に普通自動車運転免許の二種免許に挑戦していました。知事選挙を経験して感じたことの一つに佐賀県の奥深さを感じたことがあります。
 建材店として約15年活動する間、月平均3000kmの移動距離で県内を回っていました。佐賀市や神埼市が中心ですが、唐津市などへも足を運ぶことも多く、県内を広く知っているつもりでいました。
 しかし、今回の選挙戦で足を運んでみると、隅々と思っていたところのさらに奥に、まとまった集落があることに驚かされました。まだまだ佐賀県の知らないところが多いことに驚くと共に、その魅力を伝えることが出来ないかを考えるきっかけにもなりました。
 また、これと並行して私が学んだ伊勢、京都・奈良、出雲の神社仏閣の持つ意味を、多くの人々に伝えていかなければならないと言うことも自覚しています。その両方を実現するために将来、旅行会社をつくろうと考えました。その一歩として、お金をもらって人を自動車に乗せることが出来る二種免許を持つこと目指したのです。

001 直接、免許試験場で学科、実技の試験をクリアしたので、講習のみが残っていました。
 4月22日、23日の両日、南佐賀自動車学校にて「普通旅客車講習」と「応急救護処置講習2」を受講してきました。2日間の講習費用が26,400円というのは結構高いです。通常は3名そろって実施されるそうです(1人では実施しない)。講師の方の人件費を考えれば、致し方ない金額でもありますが・・・。
 それでも2日間、面白いお話も聞くことが出来ました。少子化で自動車免許の取得を目指す若者が減少する一方、経営を維持させてくれるのが講習の委託。特に高齢者講習は大きな支えになっているとのことです。現在こちらの自動車学校では年間2300人ほどの受講者がある高齢者講習。団塊世代が高齢者講習を受けるようになると、5000人規模になることも予想されています。3時間講習に9名ずつ。午前午後合せて18名ですから、フル回転の状況です。一方、受講料が30万円近くかかる普通免許の取得に、今の若い人たちはあまり熱心ではないようです。入校しても数回足を運んで来なくなる人も、よくあるとか。親が出してくれるお金とはいえ、考えものです。

003 さて、講習は午前中はシミュレーターを使った危険予知の講習が3時間、路上走行が1時間、ビデオなどの座学が2時間で行われました。
 午後は、応急介護の講習が3時間ずつ2日間行われました。私が自動車免許を取った頃にはなかった応急介護。今は3時間が必修になっているそうです。大型車や二種免許の取得者はさらに要求レベルが高くなると言うことで、座学と実技の両方をじっくりと指導されます。


007 普段経験のない人工呼吸や心臓マッサージなど、2時間にわたり実技指導を受け、日頃使わない筋肉もしっかりと使いました。
 2日間の講習を終え、後は試験場に書類を持って行けば免許取得完了です。