045 通貨は約4300年前のエーゲ海文明の時に、宗教家ヘルメスが開発しました。当時の人々が食べ物(衣食住の産物)を手に入れるためには、物々交換か他の村を襲うことしかありませんでした。交換する産物が秋まで収穫できなければ、飢えて死を待つか、春に収穫のある村を襲うしかなかったのです。
 そこでヘルメスは、「通貨」と「貿易」の仕組みをつくり、戦わずにお互いに繁栄するシステムを完成させたのです。商業活動には信用が第一です。人々に「信じる力」を教えたのです。

 商業の徳義で、最も重要なるはである。(渋沢栄一)

 宗教での「信者」を商業では「儲」かるとしての言葉で使います。お金は不安から逃れるために蓄えるのではなく、信じることを学ぶために生まれたことを知る必要があるのです。大切なのは稼ぎ方や貯め方ではなく、その使い方なのです。
 争いをなくすためにつくられた通貨を、蓄えることを目的にしては食べ物と同じように腐らせてしまいます。戦後の日本で失われた教育の一つに「お金の使い方」があると感じています。

2007年 リーマンショックで世界の金融に激動が走りました。失われた資産は約7京円。
2011年 東日本大震災発生。その後20兆円の予算を組んで、被災地復興を決める。
2015年度 日銀がマイナス金利政策を実施。

この10年間、お金を蓄えてはいけないというメッセージが常に発せられています。
しかし、メディア情報を真面目に見聞きすると不安を覚えてしまうのです。

理解できない若者には、より強いメッセージが必要なのでしょうか?
・普通預金の金利をマイナスに。
・定期貯金、満期前の解約手数料引き上げ。

国や地方の借金を真面目に働いて返せる時代は終わりました。
返済には、違う方法を選ばなければならないのです。