最近、仮想通貨「ビットコイン」が話題になっています。電子決済の利便性や 節税の視点から優位性・将来性を語られますが、そもそも通貨は、どのようにしてつくられるのでしょうか?
 主要通貨と呼ばれる「ドル(米国)」「円(日本)」「元(中国)」「ユーロ(欧州)」「ポンド(英国)」の中で、信用を失うリスクがあるのは、どの通貨でしょう?
 通貨は約4300年前のエーゲ海文明の時に、宗教家ヘルメスが開発しました。 当時の人々が食べ物(衣食住の産物)を手に入れるためには、物々交換しか方法がありませんでした。交換する産物を秋まで収穫できなければ、飢えて死を待つか、春に収穫のある村を襲うしかなかったのです。そこでヘルメスは、「通貨」と「貿易」の仕組みをつくり、戦わずにお互いが繁栄するシステムを完成させたのです。
 教会の外でも人々に「信じる力」を教えたのです。通貨は発行元の負債です。誰かが貯金をしたものを他人に貸し付けするのではなく、発行機関の信用を元に 原価約2円で発行されるものなのです。
 ドルや元は、それぞれの政府が「軍事力」をバックに発行しています。「円」は、日本政府の徴税能力と日本人の勤勉な気質が担保になっているといえるでしょう。ポンドを含めて、通貨は国の信用と取り立て能力を元に発行されているのです。