皇室のあり方、天皇制について私たち国民が議論するべきことではないと思います。日本人が幸せになる手引きとして聖徳太子が定めた十七条憲法。その三条には

 詔(みことのり)を承(う)けては必ず謹(つつし)め 君(きみ)をば則(すなわ)ち天(てん)とし 臣(しん)をば則(すなわ)ち地(ち)とす
 天覆(てんおお)い地載(ちの)せて四(し)時(じ)順(じゆん)行(こう)し 万(ばん)気(き)通(かよ)うことを得(う)
 地、天を覆わんと欲(ほつ)するときは 則ち壊(やぶ)るることを致(いた)さんのみ

とあります。徳のある指導者が天意を読んで地上の人々を導くことで、春夏秋冬の季節は規則 正しく巡り、万物の気が通うことができるといわれます。天が地を覆い、地は天を載せているものなのに、逆に地(人々)が天を覆うことを望めば秩序は壊れてしまいます。

 しかし、前回の総選挙の後に天皇陛下の生前退位のご意向が示されました。その意向を受けて国会が審議し2020年のオリンピックより前に天皇陛下が退位されることが決まりました。同じようなプロセスで、皇位継承の問題が議論されるのではないかと危惧しています。私は女系天皇が誕生するくらいなら、皇室がなくなり日本が大統領制に変わった方が良いと考えています。本来、国民が意見をし、議論することではありません。
 しかし、選挙の争点にはならず、一方で日本の伝統を軽視する方の意見により、国のあり方が変わることは受け入れがたいことです。争点にならないことでも、投票する候補者には明確にして欲しいテーマです。
 神国と言いますが、人国とはいいません。始めに神様があり、後に神性を持った国民がいて、 その国民を幸せにするために行う政治を政(まつりごと)といいます。神様の智慧を「神話」と呼び、先祖の 英知を「伝統」と呼びます。日本に限らず神なき国家に主権在民はないのです。