003 2017年産準完全無農薬・無化学肥料のお米・さがびより(Shin-和)が仕上がりました。10月17日に稲刈りを終え 760kg の玄米が出来上がっています。
(別にくず米が40kgほど、
 一昨年収穫の大豆と合わせて我が家で食べる味噌を作ってもらいます)


 準完全無農薬という理由は、圃場に種を直播きする際に「サンバード」という除草剤を 1回だけ使っているからです。それ以外は、隣接する他の農家さんが散布する肥料、農薬の混入があっても、栽培する私が散布したものはありません。

 15aの圃場で収穫したShin-和の最大販売量は玄米で750kgです。
(昨年の収穫実績は658kg 一昨年約800kg)

 生育途中の様子はこちらでもご覧いただけます(会員限定サイト)。
 種まきして一週間後、いっこうに芽が出ない田んぼを見ながら、ジャンボタニシによる食害だと感じたものの、有効な手立てがなく、ひたすら人海戦術でタニシを拾う毎日。約2ヶ月間の苦闘の甲斐があって、昨年より多くの収量をいただくことができました。

 お申込は、下の写真画像をプリントアウトして、Faxまたはメールでお願いします。
03-17-007 選べる「Shin-和」申込書
 肥料にこだわって作ったお米、それが「しんわ(Shin-和)」です。戦後の食糧政策で、日本人がお米を食べなくさせられました。昭和30年代に一人あたりの消費量が120kgであったコメの消費量は今、60kgを割っています。行政や団体の主導で消費を増やそう、高く売れるお米を作ろうと努力してきたお米は、肥料と農薬を大量に使用しひ弱な作物を育てる結果になってしまいました。たとえ美味しくても、ひ弱な作物を食べて育つと、ひ弱な人間をつくってしまいます。
 強い精神と健康な身体を取り戻す、その源は肥料にあると気づき育てたお米です。
「しんわ(Shin-和)」は、隣接する他の圃場から入るものを除き、前作物の収穫以降、化学肥料を一切使用していません。さらに、餌や飼育環境にこだわりを持つ家畜の糞尿からつくられる、(株)JEMの有機肥料を使い土壌を活性化する土作りに務めています。
 今回紹介する「しんわ(Shin-和)」は、圧搾絞りされた菜種油の搾りかすを穂肥として使用しています。田植えは行わず種子を鉄粉と焼石膏でコーティングして直播きしています。農薬は除草剤として直播き時に使用する「サンバード」のみです。