089 今年も稲作のシーズンがやってきました。本州より40〜50日遅い佐賀の田植えシーズン。直播きで田植えを行わない私は、6月5日頃に種まきの予定をしていますので、今日はこれから代掻きを行います。

 和(日本の精神)
 のぎへんと呼ぶ「禾」は、音読みで「か」訓読みすると「いね」「のぎ」と現されます。そのものがイネを現し、稲穂がみずみずしい稲穂をたれる形を意味します。つまり「和」とは、それだけで稲穂を口にする意味があるのです。口に喜びを語る意味、また歌う意味を持ちます。
 和はこの嘉穀(かこく)を眺めて互いに喜び歌うという意味です。

「ももくり3年かき8年」という言葉があります。果実や他の穀物では、発展する日本の人口を養うことができなくなる時代に、最も生産性の高い食べ物を天上界から下ろしていただいたのです。これにより、日本各地において人々が飢餓に打ち勝ち、命を長らえることができるようになりました。