サッカーワールドカップロシア大会が終わろうとしています。日本代表は大健闘したと賛美されますが、それでよいのでしょうか?
 2002年、2010年と2大会ごとに進む決勝トーナメント。2002年大会はシードされたといえ2勝1分けの勝ち点7で予選通過。2010年大会は0-0の引き分けでPK戦の末、ベスト8を逃しました(予選の勝ち点は6)。
 今大会は予選リーグで1勝しかできずに勝ち点は4。決勝トーナメントも2得点したとはいえ、90分で逆転負けです。明らかに過去の大会より結果が後退して(ベスト8が遠のいて)いるのです。さらにゴールキーパーの川島をはじめ選手の世代交代もありません。
 今大切なことは、勝ち進むことができなかったことへの反省では無いかと。一次リーグ最終戦で、リードされながら点を取りに行かず、引き分け狙いで進んだ決勝トーナメント。その選択を肯定するためには、2点リードした試合を逃げ切り、ベスト8に進出することは絶対にクリアする条件だったのでは無いかと。

 振り返って見るべきは先の大戦です。未だに「日本が悪かった」と意味不明な反省が述べられますが、それは今回のサッカーワールドカップと同様に、大切な反省ができていないからでは無いかと感じます。何故、負ける対米戦争を行ったのか。何故、奇襲と呼ばれる真珠湾攻撃の後、勝ち進むことができなかったのか?

 75年の時を超えても、日本のメディア、日本人の思考に敗戦から学ぶ謙虚な姿勢が足りないと感じます。敗戦の日1945年8月14日、あるいは1945年9月2日。ポツダム宣言受託を通知してからも、領土と富を失いました。
 ワールドカップは終戦しても、その余韻を楽しみ、敗戦の受け入れを先送りしていたのでは、日本代表は永遠に敗戦国としての道を歩むことになるのでは、と危惧しています。