老化は「夢」を失ったときから進みます。人生は寿命で終わるのではなく、思考の退化で終わります。縁起を観ると寂しいことはあり得ません。縁起には周囲の人から受ける「空観縁起」とご先祖様から受ける「時間縁起」があります。
 どんな人にもご先祖様がいらっしゃいます。両親が2人。祖父母は合わせて4人。曾祖父母は合わせて8人。高祖父母は合わせて16人。10代さかのぼるとその数は1024人にも上ります。血の繋がっている直径のご先祖様だけでこの数です。
 今、戸籍は120年を過ぎると破棄されています。どこまでさかのぼることができるかは、その人によるでしょう。しかし、飼い犬でも3代くらいさかのぼれる時代に、自らのご先祖様をさかのぼることができないのでは、自信を持って生きることができない原因の一つになってしまうでしょう。
044 そのメインテナンスができる今、振り返ることをはじめてみました。
 生命の樹では、ご先祖様は自らの生命の根、親が幹、子供が葉で、将来の子孫が果実です。
 根をしっかり手入れできないのでは、健全な葉や果実が育つわけがありません。

 供養とは、お経を唱えることではありません。
「おじいちゃん、おばあちゃんの夢を叶えることです。あなたの夢より先に」