日本で流通する紙幣でもっとも大きな単位「一万円札」。これは日本政府が発行するものではなく、一、民間銀行である日本銀行が発行するものということは有名な話ですが、その最高額紙幣の肖像画を35年もの間、変更することなく続けさせる影響力は、三菱系銀行の力によるものだと解説して下さる西鋭夫先生の話は非常に興味深いものでした。
 スタンフォード大学フーバー研究所で30年以上にわたり研究を続けられる西先生。私たちが子供の頃には公開されていなかった歴史の事実が、一次資料をもとに間違いがあることを紹介して下さる講座は、学問を偏った見方にとどめることを避けるためにも、非常に役に立ちます。その講座を提供して下さるダイレクト出版から、案内をいただき視聴させていただいたのが「1万円札に隠された秘密 福沢諭吉」です。私たちは、坂本龍馬や西郷隆盛など歴史上の偉人についても、知らないことが多すぎます。その一端を見てヒーローとしてあがめること、少し反省することも必要です。
 そんな視点を含めて、紹介して下さる今回のお話、とてもおもしろかったです。特に、第5回目「酒・煙草・人脈」で出てくるお話。

「そろそろ一万円札の肖像画、交代してもよくない?

 慶應大学の福沢諭吉から、早稲田大学の大隈重信に」

いや〜。佐賀県人としても賛同したいです。

「一万円札じゃなくて、これからはもっと大きな単位のお金が必要になるから
 大隈重信は十万円札でも、いいかな」

ほんとに、そんな高額紙幣が必要になるの?

実に内容の濃いお話でした。


大学とは、お金を稼ぐために行くところではありません。
学問をやるために、稼ぐ必要があるのです。