今年は、農作業よりも農業環境を変える力に、時間をとられています。

 故・村岡町長の先見で、ここ江利部落は約50年前に圃場整備を行っています。早い時期から機械化する環境が整った一方、オイルショックなどによる物価上昇前にお金の借り入れが終わっていたので、返済負担が比較的軽くすんだようです。
 一方で、現在では想像できないような原始的な計算手法で、測量や地図が作成されているために、実際に売買されるときに、想定外のことが起きてしまいます。

 私のものごごろがついたときからあった住宅

013そことの境界杭の一つが、約40cm敷地の中に入っていました。つまり、地図上では飯盛家の田圃であるところに、ブロック塀があり田圃であるはずのところが地高めされていたのです。
 さて、この土地が売りに出され、まもなく売買がなされます。売り主さんは、ブロックを正確な位置に積み替えて・・・、とおっしゃいますが。

 この小さな土地、登記上「農地」です。現状で購入してもらおうとすると、農家でない方は購入できないために、手続きが複雑になるようです。もちろん、費用もかかります。

 法律とはいえ、やっかいな問題です。