お疲れ様でした

 今や日常の挨拶になった「お疲れ様でした」という言葉。しかし、昭和の時代には使っていなかったように感じます。目上の方から声を掛けていただくのは
「ご苦労さん」
偏った道の方は、目上の方にも「ご苦労さんです」と。学生だった私たちは、先輩や先生に対しては「有難うございました」「さようなら」というのが普通だったと記憶しています。

 バブル期にみんな仕事で疲れたのか?

 それとも、バブル崩壊やリストラで一人あたりの負担が増えたのか?

 お疲れ様です、の挨拶には上下の人間関係を壊す危険があるように感じます。ひょっとしたら、そうした意図的が働いているのかもしれません。

 令和に取り戻したい挨拶。日常に「有難うございます」「ご苦労さん」、そして「さようなら」といえる人間関係。秩序ある社会を保つには、上下の関係も必要だと感じます。