いじめっ子が分からないことは、いじめられる人の気持ちです。
 では、いじめられた経験のある人が分かること、それは、いじめっ子の気持ちではなく、日本という国がいじめられっ子であると言うことです。

 いじめを生むのは人の心です。残念ながら政府がかけ声しても、国連が動いても無くなりません。時代が農耕文化以前、狩猟で生活する時代まで遡ることができれば無くすことができますが、文明社会の指導者と労働者がいて、大脳が思慮分別を覚えた社会でいじめをなくすことはできません。「差別は悪い」ときれい事を言っても、昨今のコロナ騒動で看護師やスーパーの店員、トラックドライバーに浴びせられる心ない声からも分かるように、人の弱い心の中に「差別して優越感を持ちたい欲望」があるのです。
 いじめの対象がどこに向かうかという違いだけです。

 だから、いじめられても絶対に自殺をしてはなりません。何も解決できないだけでなく、周りも未来も不幸にするだけです。解決する方法は「正しい道を歩む」ことで自らの心を変え「いじめに耐え」「時を待つ」「場所を変える」しかありません。
 やってはならないことに、もうひとつ「相手に金品を与える」ことがあります。これを行うと、相手がいじめを正当化する理由を考える知恵を覚えます。いじめは金品目的となりだんだんエスカレートするのです。この罠にはまると、死への道を歩むことになってしまいます。

 道を開くには対等に渡り合う「気迫」が必要です。その気迫はどこから生まれるのか。

 時を待つ、場所を変えると言っても備えは必要です。過去を振り返って反省し、経験の中から智慧を得ます。体と心を鍛えることで「自信」が生まれるのです。近くで摩擦の大きい人間関係には、離れた人と力を合わせることで開くことのできる道があります。


 いじめ問題を解決できない日本。実は日本という国が、いじめられっ子であり、それに気づくことができない人々が政治や行政を担い続けているので解決の道を探ることすらできないのです。

 日本をいじめる最大の原因は、国連憲章にあります。旧敵国条項です。この制度を放置したまま、相手のゆすりに笑顔でお金を出す日本の姿は、罠にはまったいじめられっ子。世界(特に東アジアの国々)のキャッシュディスペンサーであり、進む道は死(滅び)しかありません。。
 解決する方法はいじめと同じです。現代の官僚にはない「気迫」です。身体を鍛え(つまりハードとソフトの両面で武力と国力を上げ)て、遠くの国(南米やアフリカ諸国)を味方に付けて、制度の見直しを求めることが必要なのです。

 残念ながら、戦略的に物事を進めているのは、いじめっ子の国々です。このまま日本は少数民族の一つとして消えていく道(自殺)を選ぶのでしょうか?