3月30日 第3回のワンデートリップは「青春18きっぷ」を使っての、別府の旅です。(一部行程編集)
 久保田駅を6時28分に出発、博多回りで別府を目指します。地図で見るとかなり大回りになるこのルートですが、久大線経由の場合、午前中の接続が悪く日帰りの旅には使えません。また、特急に乗れない18きっぷの旅では、大分県の「宇佐〜中山香」の間が日中3時間に1本程度しか普通列車がないので、注意が必要です。別府でゆっくり過ごすためには別府に12時に到着する、西小倉乗り換えのコースがおすすめです。途中、行橋から中津にかけては左手に周防灘を望むことが出来ます。
関蔵 お造りセット 別府に到着したらまず、構内にあるお食事処「関蔵」へ。
「関蔵お造りセット」をいただきます。
980円なり。!!
前は700円台だったような?レジで店員さんに聞いてみたら
「お造りは最近値上げしました」
とのこと。痛い。
 食事の後はもちろん温泉です。今月は6日まで八湯温泉祭りも開かれている別府。市内には100円で入れる温泉がたくさんあります。私がよく利用するのは別府駅から海側へ200歩の「駅前高等温泉」です。ここには、100円で入れる温泉「並湯」と300円で貸しタオルとロッカー、1時間の休憩室が利用できる「高等温泉」があります。今回は「並湯」を利用しました。
 さっぱりして目指すのが、別府市民球場内にある「稲尾記念館」です。3kmほど離れていますのでちょっと大変です。この日は山本譲二さんの「山口きらら」チームと地元のチームの試合が予定されていましたが、雨で中止になったとのこと。グランドキーパーのおじさんがとても残念がっていらっしゃいました。試合がないため、記念館も寂しいものでした。しかし、展示された賞の数々。野球ファン必見です。
1958ペナント稲尾投手像




 ここからさらに歩くこと20分「大分香りの博物館」を訪れます。ここは、最近KBCの「瑠璃色の砂時計」やRKB「味わい・ぶらり旅」で紹介された別府の新名所です。とはいえあまり期待せずに訪れたというのが正直なところです。入館料500円を払って入場。展示場へ入った瞬間、私の予想は良い方へ裏切られました。
 まずは1階の「香りプロダクトギャラリー」
香り博1
 ここでは沢山の香水の香りを楽しむことが出来ます。


香り博2 ボトル香りの博物館5




 さらに、展示されたボトルの数に驚かされます。その一つ一つが美しく、引き込まれます。

 2階に上がると「香りヒストリーギャラリー」です。
香りの歴史、宗教との関わりなどが紹介されています。ここでは、容器のふたを開けて臭いを嗅ぐのですが、これが面白いのです。心地よい香りもあれば、思わず顔を背けるような臭いもあって、ちょっとした肝試しの感じになれます。
 更にすごいのがこちら。
香り博3




香り博4 「ロココ時代」を再現した空間です。その空間には、思わず引き込まれます。


 3階には体験工房もあります。オリジナルコスメを作ることが出来る「調香体験工房」は1回2,000円です。
10時半、13時、15時から実施されます。(1回30名まで)
 また、「アロマルーム体験」は1回500円。
10時半、11時半、13時、14時、15時の実施です。
 次に訪れるときには、是非体験したいと思いました。とにかく、ゆっくり時間をかけてみて回りたい博物館です。女性に限らず、ゆっくり訪ねてみてはいかがでしょうか。
 博物館から、別府大学駅までは徒歩10分、アロマで癒されてリラックスした気分で、帰路につくことが出来ました。

今回の費用
切符代  2,300円
昼食     980円
夕食   1,300円
香りの博物館 500円
温泉     100円

行程
久保田 6時28分発 門司港行き
西小倉 8時39分着
8時43分発 中津行き
中津 9時48分着
10時21分発 大分行き
別府 11時59分着
(徒歩散策)
別府大学 16時56分発 佐伯行き
大分 17時16分着
17時30分発 由布院行き
由布院 18時28分着
18時55分発 豊後森行き
豊後森 19時45分着
19時48分発 久留米行き
久留米 21時21分着
21時33分発 小倉行き
鳥栖 21時40分着
21時56分発 肥前山口行き
久保田22時31分着
帰宅
旅の寄り道
今回の本文は、読者の皆様が旅しやすいように編集しました。実際はもっと寄り道しましたので、ここで紹介します。

 まずは博多駅。7時27分に到着して、次の快速に乗ろうとホームで待つと「ゆふDX」がやってきました。
ゆふDX これまでのえんじ色から一新、とても華やいで感じます。博多〜別府を一日に一往復半。由布院の森号とともに、旅心を揺らされますね。
 7時48分発門司港行きで、折尾まで進みます。ここで、福北ゆたか線直方行きに乗り換え、直方へ。ここから、平成筑豊鉄道を楽しみます。
 JR時代に乗車したことのある、行橋〜直方の沿線。景色が新鮮に見えます。
 直方を9時13分に出発する田川後藤寺行きで、いったん、田川後藤寺へ。すぐ折り返して、金田へ戻ります。
ここから、10時26分発行橋行きで、行橋まで進みます。
平筑500型 内装平筑500型 外観 金田から乗車した新型車両。レトロな感じで乗り心地も良いです。まだ、1編成しか走っていないようなので、思わぬ掘り出し物に当たった気分になれました。
 行橋駅を11時31分発の中津行きに乗車。柳ヶ浦か宇佐駅で大分方面の幸崎行きに乗り換えるために、次の11時53分発宇佐行きでも良いのですが、ここは先を急ぎます。中津の一つ手前、吉富駅で下車。ここから、中津駅まで県境を越えて歩くのです。
中津城遠景わずか27分の時間。
しかも雨降り。
なのに歩く私。
遠くに中津城を望みながら。
 いろんな駅に降りることが好きな私は、旧鹿児島本線(西鹿児島〜八代)、肥薩線(八代〜隼人)など、鹿児島本線の大牟田から南の駅にすべて降り立っているのです。その続きでしょうか、今回も歩くのです。
 無事に乗り継ぎを終えて、別府には14時8分に到着です。

湯布院では
由布院駅前のお店で、鳥天定食をいただきます。
由布院駅前鳥天定食




 列車の出発時刻まで、ホームにある足湯でくつろぐかとも出来ます。(雨の日は避けた方がいいですね)由布院の足湯