家庭から火が消えることと同じように、風景からも「火」が悪者とされ、消えつつあります。
 麦秋を迎えた佐賀平野。この時期になると「大問題」になります麦わらの野焼き。けして賛成するものではありません。
 自動車を運転していると先が見えない。
 新築の家は煙でくせぶる。
 洗濯物は汚れる。
などなど、数え切れないほど問題点があります。
 ただ、目に見える「汚さ」を問題にするあまり、「火」に対する尊敬の念が忘れ去られているようなことが気になります。