6月8日 第5回のワンデートリップは「旅名人の九州満喫切符」を使っての、人吉・球磨地方への旅です。
(その1)
 久保田駅を6時45分発門司港行きで出発。鳥栖駅で、向かい側ホームの熊本行きに乗車します。佐賀駅を7時39分発で出発しても、人吉へは同じ時刻に到着できます。しかし、「旅名人の九州満喫切符」この春からは、九州各地の市電にも乗車できるようになりました。
0608市電 そこで、上熊本から辛島町を経由して、熊本駅まで乗車していきます。
 今回の旅で気になるのは雨。
熊本市内で、パラパラ降ってきました。雨の予報に反して傘も持たずに出てきた私。先月、降り始めの雨の危険性を警告しながら無防備なことを、少し反省します。
0608熊本駅0608あそ1962




 熊本駅では阿蘇へ向かう観光列車
「あそ1962」を見ることが出来ます。

0608千丁いぐさ 雨を気にしながら、南へ進むと千丁付近の八代平野では、畳表の材料である「いぐさ」が水田を彩ります。


 八代からは、今回の目的地域である、肥薩線へ入ります。
肥薩線は今から100年前、鹿児島本線として開業した歴史の長い路線です。景色は、八代〜人吉の球磨川に沿った川線区間。人吉〜吉松の日本三大車窓に数えられる山線区間。そして、旧日豊本線と合流して鹿児島を目指した、吉松〜隼人の区間に分けることが出来ます。
(日本の三大車窓は、北海道・根室本(石勝)線狩勝峠、長野県・篠ノ井線の姨捨、そしてここ肥薩線の矢岳越え)

0608開業後の時刻表このうち川線区間が今年、開業100年を迎えるということで、写真展などのイベントも行われています。私自身も、大好きなローカル線で、1986年に一勝地を訪れて以来、急行「えびの」を利用したりして、ほぼ毎年景色を楽しんでいます。
0608九千坊川線区間は週末、観光列車の「九千坊号」が走ります。とはいえ、車両が新しいわけでなく、ワンマン列車の案内テープに、観光案内が流れるだけなのですが。のんびりした70分の旅です。
 11時55分に人吉に到着すると、駅前の「からくり時計」が正午の時刻とともにお出迎えです。
0608人吉からくり時計10608人吉からくり時計2





ユーモラスな動きに、思わず笑みがこぼれます。
次回へ