もち投げ 昨日は唐津の工務店さんで棟上げが行われていました。
 建て方といえば「餅投げ」が重要イベントですね。
 この餅投げの意味。知っているようで知らないことが沢山あります。
餅投げのまき役は、家長が務めるが女性はなれない
というのは有名な事柄です。しかし、餅投げが
木造の家を火事から守る
という考えからのイベントであることは忘れられつつあります。
 丸い白餅は五行の「金」を表します。丸い白餅やお金を蒔いて金の力を増すと「水」の力が増すのです。これにより木造建築に相性の悪い「火」の勢いを弱めることが出来ると考えられています。
 ですから、拾った餅の食べ方、拾ったお金の使い方も注意しなければなりません。
 拾った餅を焼いて食べることは、餅の持つ「金」のエネルギーを「火」が奪ってしまいますから、けして行ってはなりません。水に入れて煮ていただいた方が良いでしょう。
 拾ったお金は、その日のうちに使ってしまわなければなりません。「金」をそのままにしておくと、「木」をやっつけることになるのです。

 単なるイベントのような「餅投げ」ですが、深い意味を持つイベントなのです。

 五行の関係はこちらから

現代に息づく陰陽五行(稲田義行著)を参考