飯盛良隆のi佐賀iよ〜したか

住まいづくりのコンシェルジュから転身 佐賀県知事に挑戦した飯盛良隆のブログです。

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震和会とは。(為雷)人生の試練や困難を切り拓き、奮いたつ勇気をもって、
(日本)の国を再興する、という意味です。

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政治・報道

完成見学会は誰のために

 住宅現場の見学会が盛んになって、もう10年近くたとうとしています。この間、私も工務店さんの見学会に「企画」を含めて参加させていただくことが何度かありました。
 見学会の案内はネット上ではもちろん、週末の新聞・広告でほとんど毎週、目にすることが出来ます。
 ところで、この見学会。誰のためにやるのか考えてみたことがありますか?当然、受注した施工業者さんが、今後「自分のお客様になるかもしれない」お施主様と出会うために行うもの。そう信じていました。
 しかし、このことを改めて考えてみたい記事(ブログのコメント)に出会いました。私がハウジングリテラシーを勉強するためにおつきあいさせていただいている、馬渕さんの推薦されるお施主様のブログ「建てちゃった! ハイムbj♪」です。この中で筆者のあぶりしゃけさんは完成見学会は、「そこに引っ越してきて住まう施主自身のために行うことではないか」ということを記されています。

次回、その内容をもう少し紹介させていただきたいと思います。

完成見学会はご近所への挨拶代わり

 あぶりしゃけさんは息子さんの小学校入学に合わせて住宅を新築、引っ越しをなされています。お子さんが小学校に入学した後、転校して友達を一から作るのは大変だと考えられた配慮からとのことです。私も昨年、工務店さんから依頼されてプロデュースに伺ったお施主様が同じようなことをお気になされていたことを覚えています。
「小学校に通う息子を転校させたくないので、同じ校区で住宅を建てたい。」
とおっしゃってました。
 あぶりしゃけさんの記事をさらに読ませていただくと、現実には学校での人間関係以前に、自宅回りの身近なお友達づきあいが大切だったとのことです。そこへ引っ越しての挨拶回りだけではない、ご近所づきあいの始まりとして、完成見学会の実施を進められています。

(以下、あぶりしゃけさんのブログコメントより)
 私自身の反省からなのですが、子どもはいくら順応性があるといっても、やはり急激に新しい環境に慣れるというのは非常に難しいことなんじゃないかって思います。
 子育ての過程で、ほとんどの赤ちゃんとママは『公園デビュー』をするのですが、家づくりの過程でも、地域の子どもたちが集まる公園のようなところに何度も行ってみるとかすれば、事前に地域の子たちとも接点が持てたのかもしれません。
 あとは、我が家はしなかったのですが、『完成見学会』とかも利用できるかもしれないなんて思ったりもします。
完成見学会は、施工者さん側が新規開拓のために開かれることが多いですよね。
 でも、実は近所の方は新しく建つ家がどんなふうになっていて、どんな人が住むのか興味津津です。
 ですから、施工業者さん+施主家族でお招きする形をとれば、なんて言うか、うまく開いていけるっていうか、馴染んでいけるかもって思ったりもします。
入っていくばかりでは緊張感も高まりますが、招き入れるという側ならば、お子さんにとってもストレスは少ないんじゃないかと。。。
あぶりしゃけさんの記事へ


土地を移って新しく家を建てられる場合、お施主様自身のためにも、積極的に内覧会を実施することを提案していきたいと感じました。もちろん、「施主様」「工務店さん」そして、地域の方すべてにメリットがある仕組みを考えながらです。

スタバに行ったら領空侵犯

 変なタイトルで失礼します。
 先週土曜日に、入学式の後で「スターバックス コーヒー」に寄ったわけですが、何の疑問を持つことなく、列に並んで商品を注文。流れに任せてお金を払い、商品を受け取り、自分で席を探して落ち着く。で、帰る前にはゴミの分別まで。
 しかし、今週月曜日の日経新聞を読んでいたら、まさにこの行動に対する疑問の意見が。月曜5面で連載の領空侵犯に「店員はマニュアル捨てよ」とのタイトルで藤原智美氏が記されていました。確かに「良い客を演じている私」よくよく考えると変ですね。
(以下、記事の終わり部分を抜粋)
「高齢者社会を迎え、会話に飢えている人は増えます。銀行や郵便局の店舗、レストランに、単なる案内係にとどまらない大人の会話が出来るコンシェルジュを置いたらいい。楽しい会話というのは客を引きつける上質なサービスになるのではないでしょうか」


 建築業界でも、まさにこのことが重要だと感じます。ネットでのやりとりではなく、本来この会話にこそ魅力を感じてお施主様は仕事を依頼して下さるのでは、と感じます。そして、このことを実践されて成功された例が(株)リブネットさんだと思います。住生活エージェントとして、町田で技術を磨くことのみならず、会話の力も磨いていかなければならないようです。

0426内庭
内庭の様子

春雨じゃ 濡れていこう

 小学生の頃から少しばかりの雨降りには、友達とタイトルのように
「春雨じゃぬれていこう」
と言って傘も差さずに下校したり、遊んだものです。
 ところが、18日の日経新聞16面を読んで、衝撃を受けました。というより、わかりきっていたかもしれないのに、注意しなかった自分に反省することでもあります。
 記事では、気象業務センター専任主任・村山貢司さんが、降り始めの弱い雨の時こそ傘をさした方がよいと意見されています。
 この雨には、自動車の排ガス、工場の煤煙、地面の土ぼこり、花粉が一番含まれていると。西国からの汚染物質も浴びることになるでしょう。パラパラ降った雨で、自動車が汚れてしまった経験をお持ちの方は多いはずです。これをそのまま浴びるわけですから、大変な問題ですよね。でも問題意識が小さいですね。
 今回の記事を読んで、非常に反省しています。と、同時に建築業界にいながら、小雨が降り始めて傘をさせるかは、大変疑問符が付きます。
 きっと、雨の降り始めは、材料や現場の建物が雨に濡れないようにする対策が先決ですから。
 とはいえ、小さなお子さんをお持ちの皆様。是非、ご留意ください。

船場吉兆の廃業から考える

 昨日の日経新聞「春秋」に、船場吉兆の廃業の話題から飲食業の課題を取り上げてありました。
 最新号の「日経レストラン」によると、飲食店で働く100人へのアンケートで、
食べ残しの料理を使い回した経験者が15%
刺身のツマなど添え物の使い回し経験者21%
もあるそうです。ちょっと驚きですが、私の三夜待ち仲間も15年以上前に飲食店でバイトをしていたとき、刺身のツマを使い回ししていたそうです。だから「ツマは食べない」といいます。記事では、一般消費者への調査で
「半分以上の店で料理の使い回しが行われている」
と疑う人が3人に1人とありますから業界への不信感も強いようですね。あまり、こうしたことを考えてなかった私としては、ちょっとショックですね。
 まじめに仕事をする大半の店も対策を迫られている、ということで「客席から調理場を見渡すオープンキッチン」が流行とか。なるほど、と感心します。
 しかし、ちょっと考えてみると、こうした食べ残しの料理が使い回されるというのは結局、私たち消費者が必要以上に注文して食べ残してしまうから、使い回せる食材を与えてしまうことになるのですよね。
 「カーボンオフセット」だの「CO2削減6%」など環境問題が大きく取り上げられている今年、同時に「バイオエネルギー増産」や「原油価格の高騰」で食料の価格も、大きく上昇しています。この機会に、
食べ残す文化
からも卒業する必要があるのではと感じています。食糧自給率30%代しかない省資源の国に住むものとして。

住宅を新築する際は考えたい防犯対策

 本日は話題を借りてきます。
 ネタに困った、といわれて否定はしませんが、どうしても紹介しておきたい記事でしたので、是非お読みください。
 先週の土曜日に、名古屋市で日本防犯住宅協会「柴山明輝」様による、まるで

泥棒を体験するセミナー

が開催されています。

 しあわせデザイン研究所の馬渕さんも体験されてその内容について記されていますので、是非ご覧になってください。
 また、同ブログの愛読者、「あぶりしゃけさん」はお施主さんの目線でより詳しく内容を紹介してあります。是非ご覧になってください。

 住宅を新築する時には、デザインや設備などあこがれるものにお金や時間を費やしてしまいます。佐賀の場合は、特に田舎だから、との勝手な理由で防犯対策は後回しになりがちですね。残念ながら、今のご時世、防犯対策を無視して、新築住宅を建てるということは考えられないのでは、と感じてきました。
 馬渕さんのブログを読ませていただいた後で、個人的なメールの中でも書かせていただいたのですが、泥棒に入られて問題なのは、そこにあるものが奪われることより、
住む人の生活実態が奪われることにある
と思うからです。現在のお住まいで対策することは難しくても、新築の際は是非お考えください。


単相三線式

 今週水曜日の佐賀新聞に中性線の断線や分電盤内のねじ緩みで家電製品が故障したというトラブル、
2002年以降、国民生活センターへの相談が58件にのぼっていると紹介されていました。
 以前、私の取引がある工務店さんでも、事務所で同様の出来事があったことを覚えています。
 そこで、このトラブルが起こる原因について、中学までの理科数学の知識でわかるように解説してみたいと思います。
200V配線 まずは、図1に単相3線式の構成をわかりやすく描いてみました。(分かり易いつもりで描きましたがわからないときはご指摘ください)
 ご家庭のコンセントに電気器具を差し込むと、+100vと0vの線、又は−100vと0vの線につながれて電気製品は作動します。ここでは、簡単にするために製品3つをつないで説明します。
 テレビは+100vと0vの線につながれており、電圧100vが掛かります。
 冷蔵庫には0vと−100vの線につながれており、電圧100vが掛かります。
 IHコンロは一般のコンセントと異なる形で、+100vと−100vの線につながれており、電圧200vが掛かります。

 普通、家庭のコンセント100vは図2左、
200vは図2右に差し込んで使用します。


単相三線式 故障すると

7月5日の回路で、それぞれの機器に流れる電流を計算すると、図・3のようになります。
流れる電流P=VI 
(電力)=(電圧)*(電流)

テレビや冷蔵庫の消費電力は常に一定ではありませんが、便利上、一定として計算しています。


さて、今回話題にしています「中性線」のトラブルによる電気製品の故障、ということは、図・3のD点が切れたらどうなるか?
ということを考えると、答えがわかります。

ちなみに、オームの法則により
テレビの電気抵抗は 50Ω
冷蔵庫の電気抵抗は 20Ω
IHコンロの電気抵抗は 20Ω
ということが分かります。


単相三線式で中性線が外れると家電が壊れる理由

 中学校の内容で、タイトルの問題を説明しようと思ったのですが、電圧の分圧が教科書の範囲を超えるかもしれません。私が使った
東京書籍「新しい化学分野下」では説明が載っていません。
一方、利用していた参考書「ニューコース中2理科」では計算式が載っていました。
0707回路 直列回路では
 R=R1+R2
 E=E1+E2
 E=R1*I+R2*I
という公式より算出します。

 通常は100vの電圧がかかるテレビと冷蔵庫。これが、D点で線が切れると電流の流れは 図・5右のように流れが変わります。テレビと冷蔵庫が、ひとつの機器として全体に200vの電圧がかかるのです。
 このとき、それぞれの機器にかかる電圧を計算すると、
テレビ E=IR=2.85*50=142.5v
冷蔵庫 E=IR=2.85*20=57v
となります。
 この結果、定格100vのテレビに142.5vの電圧がかかり壊れてしまう。ということになるのです。
 実際の家庭では、複雑に回路が組み合わされますが、中性線の工事の重要性が、このことから理解していただけたのでは、と思います。

佐賀新聞の記事によると
「通常4年に1度行われる電気設備の定期点検」
をきちんと受けると点検してもらえるようです。拒否することなく、正しく検査していただくことをお勧めします。



水五訓

 佐賀土地改良区から請求書が届きます。
その封筒の裏に水五訓というものが書いてあります。

1.自らが活動して他を動かしむるものは水なり。
2.常に己の進路を求めて止まざるものは水なり。
3.障害に遭いて激しくその勢いを百倍し得るは水なり
4.自ら潔く他の汚れを洗い清濁併せて容る量あるは水なり。
5.洋々として大海を充し、発して雲霧となり、雨雪と変じ霰と化し、凝っては玲瓏なる玉となり然かも其の性を失はざるは水なり。

ちょっと言葉が難しいのですが、特に4の言葉に心を引かれます。


祝・ライオンズ優勝

 昨日、埼玉西武ライオンズが4年ぶり16度目の優勝を決めました。その様子をテレビで見ていて感じたことが2つあります。
 一つは、相手チーム日本ハムファンの暖かさです。試合にファイターズが勝ったからかも分かりませんが、多くのファンが渡辺監督の胴上げ・インタビューを見届け、拍手している姿を嬉しく感じました。
 もう一つが、渡辺監督の胴上げの様子。ライオンズ時代の工藤公康投手たちが始めたと記憶していますが、胴上げに背を向けてジャンプする姿。これが見られなかったことです。
今年のライオンズが、いかに渡辺監督を中心にまとまっていたか、その象徴のように感じました。

 渡辺監督の方針は、指導する立場の人にとって、大変参考になることがあると思います。ミスして失敗した選手に、
「なぜ」
と反省を求めるのではなく、ミスは次の機会に生かせ
という姿勢をとり続けられたことです。私が毎月読んでいる雑誌にWEDGEがありますが、昨年末か今年初め頃の記事に、
「なぜ(なんで)」と聞かれることで、人はネガティブな気分になり、成長しなくなる。一方、「どうする?」というように声をかけられると、ひとは前向きな気持ちでいろいろ考える様になり成長すると。(正しい表現は記憶してませんが)

 親子関係、職場の先輩後輩、上司と部下、いろんなケースが考えられますが、自分が上に立つ場合、極力「なぜ」という言葉を使わないようにしたいと感じました。

100年住宅

 東海道・山陽新幹線の車内・駅で販売している本に「WEDGE」があります。15年ほど前は車内に備え付けられていた物を、タダ読んでいました。その後、博多駅で時々購入していましたが、今は定期購読で郵送してもらっています。
 この雑誌、結構勉強になります。
 さて、9月号に掲載されていた記事で紹介したい記事が
「NPO法人日本民家再生リサイクル協会(以下:JMRA)」の話題です。出来ることなら、住宅に携わる仕事をされている方には購入して読んで欲しい記事です。ここでは、その一部を紹介させていただきます。
 JMRA前理事長、清沢和弘さんは
「昔の家と今の家では、自然に対する人間の態度が根本的に違う」と。その結果、
「現代に生きる人間の便利さや快適さのみの判断で、先人たちが気の遠くなるような年月をかけて築いてきた住文化を簡単に切り捨ててしまうのは「もったいない」と思うのだ」
と。

 建築家の杉浦千城さんは、40年近く前、最初に務めた建築事務所の入社初日、「木造を勉強しろ」といわれたそうです。理由は
「コンクリートの住宅に必要な石油や鉄などの資源はいずれ枯渇する。だけど木は植えればいくらでも再生するから、これからは木造だ」
とのことです。

「100年という時間をかけて育った木を素材に家を建て、少しずつ手を加え、普段も丁寧に手入れしながら孫の代まで100年以上長持ちさせる。そのとき木は立派に再生している。自然のサイクルに符合しているのである。」
 200年住宅も一つの考え方ですが、21世紀の住宅を考えていくときに、こうした100年住宅の思想は大切にしたいと感じます。

七草

あらためまして
あけましておめでとうございます。

仕事始め今日は七日正月。ということで七草入りの味噌汁をいただいての仕事を始めです。とはいえ、このお正月は町田の課題に追われて2日以外はずっと机に向かってましたし、注文をいただいた範囲での対応はさせていただきました。昨日からは学校も始まったのですが、滑り込んだ教室でびっくり(半分以下の4人しか出席していない)!風邪ひきなのか、課題に埋もれたのか分かりませんが。みんな!冬休みは終わりましたよ!

さて、昨年末からテレビで暗い話題が多く報道されていますが、そんな中、
「トヨタでさえ悪いから」
と経営者が免罪符のように使ってはいけない、という記事を目にしました。納得です。環境の悪さを、政治や社会の責任に転嫁していては何も生まれませんね。

 12月29日の日経新聞「クイックサーベイ」では、来年の消費動向について調査されていました。これを見ても、私たち住宅産業に携わるものとしては、悲観的に構えていてはいけないようです。
(続く)

今年の消費動向

 昨日の記事を見て、日経新聞を読み直していただいた方、ありがとうございます。
 12月29日のクイックサーベイで、今年の消費を「増やす」「変えない」「減らす」の三択で調査した結果が出ています。もっとも減らすと答えられていたのが、「衣料品・かばん・装飾品」で5割近くの人が減らすと答えています。(変えないは48%)
 一方、「住居に関する」費用は79%で「医療・健康」と並んで削減しない割合が高くなっています。もちろん、増やすという人の割合は減らすという人の割合に比べて少ないのですが、世の中の動き、周りで耳にする悲観的な声に比べて、ある意味、驚きの結果でした。「食品に関する」費用を減らす人は3割を超えています。
 とはいえ、衣料・装飾品分野の方たちなどが黙っているわけありません。しかし、耐震偽装やマンション業者の破綻など暗い話題が多い中、業界に対し消費者の期待が大きいのも現実のようです。私たち住宅業界に携わる人たちは、この結果に答えるべく、資産としても価値ある住環境を提案し、造り上げていくように務めていく必要があると感じます。

部屋掃除券付き戸建て住宅

 1月17日の日経新聞で目にした気になる記事です。伊藤忠都市開発がセコムと提携して、3年間で15回、換気扇やキッチンの清掃などを無料で受けられるサービス利用券付きの住宅を2月から発売するとのことです。
 横浜市の一部物件から始めるとのことですが、九州ではどうなのでしょう。ホームクリーンのサービスは電話などでよく耳にしますが、販売中の住宅にセットされていたら、皆さんどうされますか?

肥薩線へ里帰り

 新渡戸稲造先生で行くワンデートリップでも紹介しましたJR肥薩線。鉄旅好きの私がもっとも好きな路線の一つですが今年、鹿児島本線として全線開業してから100年を迎えます。その記念イベントとして、4月25日から「SL人吉」号が運転されます。
 球磨川の流れに沿って走るSLは、乗ってよし、眺めてよしの人気列車になるのではと思います。さらに、3月1日には博多駅にもやってくるということですから、都会の中を走るSLは興味深いものだと思います。門司から人吉まで移動するSL人吉号。消えるブルートレインとは対照的にちょっと嬉しい話題です。
SL人吉号について

アメリカカンザイシロアリ

 先週月曜日のNHKクローズアップ現代にて、「アメリカカンザイシロアリ」の被害が日本各地で広がりつつある、という話題を取り上げられていました。聞き慣れないシロアリの名前ですが、従来のシロアリと違い、乾燥している木材でも生息するというやっかいなもののようです。
 住宅の長寿命化、高耐久化が叫ばれ耐震偽装事件などを経て、住宅を建築する際の消費者の皆さんの目は厳しくなっています。これに対応する形で、10月から引き渡しの新築物件には10年保証の保険を付けることが原則義務化されます。
 一方、生活している住宅や空き家になってしまった住宅への対応は、個人任せでその意識格差が大きいものになっています。
 新種の白蟻ということで大騒ぎする必要はないと思いますが、アメリカカンザイシロアリはその性質上、早期発見・早期対策が重要のようです。この被害の実情を伝えるとともに、こうした対策が難しい(在来種ではない)シロアリなどの害虫被害にあった住宅への保険制度も考えていく必要があるのではと感じます。

アメリカカンザイシロアリ
関東白蟻防除(株)

「戦争は好きかい?」

 私の愛読する雑誌「WEDGE」。時間の都合などでなかなか最後まで読み切ることはありません。しかし、4月号は最後までたどり着きました。
 その、最後の記事で紹介された方が、三鷹光器会長の中村義一さんで、そのインタビュー記事の中で記者さんがタイトルにあることを質問されたとのことです。
 直接の答えを引用することは避けますが、
「日本では、便利さを買っているうちにみんなが、誰かがやってくれるだろうという気持ちになってしまっている。別に自分が考えなくても、同じように明日はやってくれるだろうと思っている。」
と指摘されています。とても心に響く内容でした。

そのことが錯覚にすぎないことは、世間で騒がれている経済危機からも分かります。

「それが欲しかった」!!

 マーケティング戦略は、小売業の優劣を分ける重要な要素になっています。ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、デオデオ、ベスト電器といった、家電量販店のポイントカードはよく利用します。一方、スーパーやドラッグストアーで作製を勧められるポイントカードは断っています。
 ポイント還元のメリットはありますが、日用品の消費行動を把握されたくない、という考えで作らないことにしています。ポイントカードを作ることで、お店はその人個人の消費行動を確認でき、効率的な広告戦略を実行することが出来るのです。
 ここまでは、たいしたことないのですが、大手企業の戦略には、驚かされます。私が愛読する雑誌「WEDGE」を読んでいたら、
なんとお店を訪れたお客さんが持っているGPS携帯、これを用いて、
「お客さんが購入しなくても、店内のどの商品に興味を示して、その商品の前に長く滞在したか」
これを解析しているというのです。町中でチェックされていたら個人に背番号を貼られている気分ですが、お店の中でこうした情報戦が繰り広げられているとは驚きです。

住宅費用の払い方

 今週の水曜日、NHKクローズアップ現代にて
〜相次ぐ住宅メーカーの破たん〜
が取り上げられていたことを両親から聞きました。この日は、急用で番組を見ることが出来ませんでしたが、話の様子から、以前テレビ朝日の報道ステーションでも取り上げられていた、富士ハウス(静岡)の破綻の話題が上ったのだろうと思いました。
 そこで、今日は水曜日に続いて、しあわせデザイン研究所の馬渕さんのブログから紹介させていただきます。
 2月20日の記事で富士ハウスは、倒産直前まで大幅値引きをうたって代金前払いで受注し、経営破綻したということを紹介されています。
 経営者の立場から考えれば、なんでそんな大金を先に払ってしまうの?
 と思うところですが、消費者と経営者の立場の違いなのでしょうか。残念ながら、結果として多くの消費者の方が被害に遭われています。
 こうした話題を基に、水曜日の番組では
「だから中小企業では不安だ!」
という印象を受けたそうです。では、大手なら問題がないのでしょうか?
 馬渕さんは、3月21日からの記事で大手ハウスメーカーで起きた問題も紹介されています。

 結局のところ、「大手だから安心、小さいから危ない」ということにはなんの根拠もありません。それよりも、しっかりとその企業、個人を見極める力が必要となるのではないかと思います。
 その、見る目を鍛えるための力となるのが、住生活エージェントだと考えます。

新スタイルの現場見学会

 「 さが 住宅生活RC」で紹介する業者さんの多くが参加された、2007年7月ヘルシーパル佐賀で実施しましたセミナー、この時講師を務めていただいた馬渕裕嘉志さん。
 この春、中部電力資本から離れたリブネット社の社員の方々と、(株)リブネットプラスを立ち上げられ活躍中です。
 そのリブネットプラスで先週末に実施された現場見学会、そのやり方が斬新です。

建築家と建てた家「ゆるりずむ de ふたり」の完成見学会

これ、予約者限定です。
だから、予約しないと会場が分かりません。開催日時と大まかな場所、最寄り駅は案内されてますが、駐車場もなく現場地図もなし。
佐賀で見かける内覧会といえば、CMや新聞広告を活用して宣伝し、のぼりを立てて
「現場見学会をやります。見に来て下さい」
という形がほとんどです。しかし、このやり方では集客にコストがかかること、見込み客の把握が難しいこと、など成約までの追い込みが難しいものであります。
 一方、今回のやり方では、明確に住宅に手を加えたいという意志を持った人が、自らの情報を明かして見学に来て下さるわけですから、対応する側にも力が入ります。さらに、事前に時間ごとの見学予定者が分かるわけですから、社長や棟梁自ら案内することが出来ます。
 展示場としてお見せするお施主様。見学に足を運ぶお客様。そして事業者の方、ともに満足できる内覧会になったことでしょう。
 同様のやり方で、構造見学会や内覧会を実施していけないか、私たちも考えていく必要があると思います。

「市場原理」は悪くない

 タイトルは今年3月22日、日経新聞に森一夫論説委員が「中外時評」に掲載されたものです。この記事を頭に置きながら、住宅工事の依頼先として選ぶ会社・個人を考えてみます。依頼先を選ぶ参考になると思いますので、これから住宅を購入しよう、リフォームしよう、と思われる方は是非、この記事をお読みになって下さい。

 建築の依頼先が個人事業主の場合、代表者を観察すれば、住宅建築の依頼先としてどうなのか、おおよその判断が出来ると考えます。

1.事業所がきれいに整理整頓されているか?
2.トイレを借りたとき、気持ちよく使うことが出来たか?
3.代表者の身なりが、信頼できるものか?

といったことです。3は注意して下さい。清潔感がある、とかオシャレだ、という意味ではありません。請け負われている工事に対して、身なりや行動がマッチしているかということです。
 たとえば、新築住宅を2000万円程度で年間2棟受注し、本人と職人の大工さん二人で仕上げた場合、その工務店さんの年収はいくらくらいか。その金額に代表者のそれがマッチしているかということです。
 この点を判断する材料のひとつに、ご自身の所得を参考にされることをお薦めします。公務員や会社員さんの場合、ご自身の総所得の1.5倍程度が、個人事業主の同程度の所得と考えるのがひとつの目安となるでしょう。

太陽光発電 耐用年数は17年?

先週木曜日の佐賀新聞の話題からです。

 佐賀市が市立図書館に太陽光発電システムを導入し、年間約20トンの二酸化炭素排出を削減するとのことです。その設置費用が5000万円で、節約効果は年間100万円。耐用年数が17年とのこと。(同市環境課)
 ここで疑問が。太陽光発電の耐用年数って、17年なのですか。セールストークとして30年利用できるとPRしているお店もあったと思います。今回の景気対策で、住宅メーカーのみならず、家電量販店まで手がけている太陽光発電です。寿命とメンテナンス計画は、しっかりと提案して欲しいものです。私の感覚では、太陽光パネルの寿命は、外乱がなければ30年でも大丈夫だと思います。しかし、取り付け架台は10年前後でサビなどに注意が必要になるのではと感じます。直流を交流100vに変換するパワーコンディショナーは、5年前後から内部のコンデンサを中心に、注意が必要になると考えます。
 太陽光発電の導入を考えるときには、電気代以外のお金や、環境問題に関心を持つことが出来ることに注目して、検討していただきたいと感じます。

お得度増す

 週末の「日経プラスワン」2面に太陽光発電に関する話題が大きく取り上げられていました。
 国の設置補助金が1kwあたり7万円が決まりましたし、メーカーごとの値引き戦略も活発になってきています。
 ここで、改めて記させていただきます。太陽光発電は経済性を計算して導入するものではありません。自らの環境に対する意識の高さ、ステータスとして導入して欲しいと考えます。
 今回の記事での紹介してあります、太陽光発電所ネットワークでも、資料は2004年とやや古いようですが、「装置の故障率は1割を超える」と指摘されています。また、故障がなくても10年に1度は計量器の交換が必要とも記してあります。
 経済的な優位面を強調してPRされている太陽光発電ですが、本来持つべき高い環境意識。この上に立って、導入を検討していただきたいと考えています。

家庭内直流配電の魅力

 先週土曜日の日経新聞13面で、「直流家電」の話題が掲載されていました。
 このことが何故すばらしいのか。
1.太陽光発電に弾みが付きます。
 現状で太陽光発電が普及すると、電圧や周波数をコントロールする電力会社には大変ストレスがかかります。逆に、電圧や周波数を安定させるのに最適な発電が原子力発電なのです。ところが、直流配電になると周波数を考える必要が無くなります。送電線への影響が格段に小さくなるのです。

2.パワーコンディショナーが要らなくなる。
 現在、太陽光発電システムで、もっとも故障が多いと考えられる部位、パワーコンディショナー。直流配電だと不要になるために、システムの信頼性が上昇します。

3.電気自動車にも弾みが付きます。
 太陽光発電が普及しても現在はインバータで交流に変換している電気。これを直流で利用するわけですから、電気自動車にも直接充電できるようになると考えられます。シンプルな充電設備になりますので、電気自動車の普及にも弾みが付くでしょう。

4.家電がよりコンパクトに?
 皆さんのノートパソコンを見て下さい。コンセントからパソコンまでを見ていくと四角いBOXがありませんか?
 これ、交流の電気を直流に変える装置です。この装置が、いろんな家電にも内蔵されてます。これがいらなくなると、実は大きな省エネ?

5.何故、電気は交流で送電されるのか
 電気技術者としての知識の中では、直流送電を行っているのは「津軽海峡」だけだと記憶してます。
 (その後、変わっていたらすみません)
 送電に交流が用いられるのは、電圧を変えやすいからです。長距離の送電では高電圧の方が損失が少ないのです。それでも、電気って発電所から家庭に届くまでにエネルギーの約30%が失われるのですよ。これが家庭内だとロスが小さくなり、低圧で安定して供給できる?(電圧安定の技術が最大の課題だと思うが、現在のレベルについては知識不足です。)ということになるでしょう。

技術的にクリアする課題は多いと思いますが、思わず期待したくなる技術革新です。特に電圧を安定することの難しさ。これがクリアできれば家庭内の直流送電は、確実に主流になると考えます。

え!学歴のマイナス申告も学歴詐称に!

 今週月曜日の日経新聞に
「採用後に最終学歴詐称が発覚、解雇は妥当か?」
との記事が載ってました。問題は、大学中退の男性が、そのことを記さずに、高校卒業として採用試験を受けて入社後に事実が発覚。解雇処分を言い渡されたということです。
 結論から記しますと
1.高く詐称するか低く詐称するかに関係なく虚偽深刻が問題。
2.犯罪歴は能力・適正と無関係。必ずしも申告しなくてよい。
とのことです。
 そういえば数年前、大卒の人が高卒程度とされる公務員採用試験を受験することが問題になったような記憶があります。そういう私も、地元の人と始めてお会いするときなどに
「高校へは行ってませんから」
といいます。私の出身校は高校とは呼ばない(地元の場合、同窓生か否かの確認でもあるため)ので、虚偽ではありません。でも、中卒ではない。
 採用ルールなどを定めた職業安定法は、採用目的に必要な範囲で求職者の個人情報を収集しなければならないと規定する。「犯罪歴は能力や適正と無関係。本籍や親の資産状況と同じように必ずしも申告しなくて良い」(同紙より抜粋)とのことです。
 私も、これから学歴を話すときは気をつけなければと感じました。でも、これは就職の時の規定ですよね。婚活の時に
「学歴を低く詐称するのはどうなのだろう?」
とか
「犯罪や家族・資産や借金をいわないことは・・・」
などついつい考えてしまうのでした。

東シナ海を南へ

名瀬港 一部屋に100人ほどの乗客がいる船内ですから、ゆっくりお休みとはいきません。うとうとしたり目が覚めたり。そんな深夜に甲板に出てみるとすばらしい景色が。東シナ海のど真ん中。周囲に島もありません。甲板で照明の当たらない一角はまさに闇の中。間もなく新月ですから朝方まで月は出ません。そこで見上げる星空のすごさ。田舎の我が家でも以前は沢山の星が見られましたが、この夜に見えた星の数はこれまでの比較にならないほどでした。
暁の名瀬 奄美大島の名瀬には5時半頃着きます。ここで、多くの乗客が下船されます。自動車の他にもいろんな荷物が降ろされ、インフラとしての重要性が感じられます。船内の売店は、港に停船中のみ営業です。食堂も客室扱いですから、この時間にお弁当を購入します。船内で調理されたのでしょう、520円、ほかほかでおいしいです。
クイーンコーラル8の明け方 名瀬港には1時間ほど停船して出港します。入港時は薄暗かった港も明るくなりました。これから徳之島まで約3時間、時々甲板へ足を運びながら、船内でゆっくり過ごします。


徳之島 徳之島といえば五つ子ちゃん、そんな昔のことを考えながら、港の様子を眺めました。結構、乗り降りする乗客の方も多いです。それ以上に、いろんな積み荷が出てくることに興味を覚えました。


東シナ海の碧い海 徳之島を出港して東シナ海を進みます。その海の色、言葉で表すのが難しいほど、美しい色です。これに、船が描く白い波。船旅の特権だと感じました。



クイーンコーラル8のインフォメーション 船内には、インフォメーションと売店があります。新型の船にはお風呂もあるようですが、この船にはシャワーのみです。無料ですが、石けんがありませんので注意しましょう。


クイーンコーラル8のラウンジ ラウンジもありますが、ちょっと手狭な感じがします。船が満員で出航したためでもあると思います。




沖永良部島 沖永良部島には11時半頃到着します。鹿児島の学校で学んでいる人たちも、夏休みを迎えるということで、帰省されているようでした。こんな海の真ん中の島だというのに、人口が2万人ということを聞いて、びっくりしました。そして、インフラとしての船の重要性を感じます。ここで、昼食を購入します、450円のエビフライ弁当です。(他にも同額でいろいろあり)
クイーンコーラル8の和室 船内が落ち着きましたので、その様子を1枚。広い部屋ですが、一人の空間の狭さを感じていただけたでしょうか?
 この空間でくつろぎながら、次の与論島を目指すそのとき、屋外で起きた重要なものを見逃してしまいました。

与論島の珊瑚礁 まもなく、与論島というときに、甲板へ行ってみるとおじさんが、
「ちょうど沖永良部と与論の中間くらいの時に、イルカが百頭くらいの群れで現れたよ」
と教えて下さいました。甲板や窓から海を見ていたのに、何で見逃したのだろう・・・。後悔。

与論島 与論は、珊瑚礁に囲まれています。海の色にも違いが感じられます。ダイビングに来ていた人がおっしゃるには、川が多い沖縄より与論の海が美しいと。
 那覇から沖永良部に行った帰りの方は、沖縄の海はこんなに美しくないですよと。
 鹿児島県の離島、そこにはいろんな魅力が秘めているようです。
もうすぐ沖縄 沖縄本島が近づいてきました。





沖縄をバックに 沖縄本島をバックに1枚。





本部港上陸 鹿児島からほぼ1日、本部港に上陸です。ここからバスで今夜の宿泊地、名護を目指します。




塩川 本部からバスで2区間、180円のところに、塩川という天然記念物があります。長さ300m、世界に2カ所、こことプエルトリコにあるという、塩水が湧き出る川です。ここを訪れた後、宿に近い名護十字路までバスで向かいます。(500円)

次回へ

宿泊 ルートイン名護  6,000円 朝食付き
     夕食       3,680円

200年住宅と空き屋

 28日に総務省から発表された住宅・土地統計調査の速報値によると、2008年10月現在、全国5759万戸のうち、13.1%が空き屋ということで、5年前より0.9%増えているとのことです。また、65歳以上の高齢単身世帯も前回から22.4%増の414万世帯で過去最高になったとのことです。
 今回の調査出来になることは、ここ佐賀県の空き屋率が急上昇していることです。全国平均の0.9%に対し、佐賀県はその倍の1.7%に上昇しているのです。空き屋率こそ11.1%ですが、ここ数年の借家建設の増加に影響するのか、気になる数値です。空き屋率の増加は、防犯・防災の観点からけして見逃すべきではないと考えます。
 200年住宅が叫ばれ、これから建てる住まいの長期化が求められていますが、そこに住む人の充実と現実に空き屋になっている住まいの減損処理方法も考えていく必要があると考えます。空き屋が多いことで、地域の価値が低下するということを考えるべき時代ではないでしょうか?

お隣さんと仲良く

 図書館でプレジデントを読んでいたところ、隣地に対する目隠しの規定を紹介されていました。

民法 第235条(境界線付近の建築制限)
1 境界線から1メートル未満の距離において他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む。次項において同じ。)を設ける者は、目隠しを付けなければならない。
2 前項の距離は、窓又は縁側の最も隣地に近い点から垂直線によって境界線に至るまでを測定して算出する。

 郡部に住んでいますとあまり気になりませんが、市街地にお住まいの方は特に気になることだと思います。そういえば、私の三夜待ち仲間も数年前に、自宅の南にアパートが建つといって大騒ぎしていました。境界側に通路がありますので、1m以上離れていたと思いますが目隠しをつけさせると頑張っていたようです。
 ご自身が住む住宅を建築する際には、1mという数値よりもお隣と仲良くできることを優先する方が賢明だと思われます。最近、狭い土地に住宅を建てる際、土地の境界線と住宅の外壁ラインを平行にしないことで、建築制限にかからないことが提案されています。窓の位置に限らず、軒の出にも効果がありますので、家相を考慮しながら検討してみてはと思います。

技術革新の芽

 先月から紹介しています「直流送電」。昨日の日経新聞では1面記事の中で紹介されていました。
 現在の送電方式が交流になったのは、記述によると1880年代、米国の電力草創期、エジソンが唱える直流送電とウエスチングハウス(WH社)が推す交流送電が争い、高電圧で遠くまで送れる交流に軍配が上がったとされています。(私の記憶では、交流の方が変電所で容易に電圧を変化させられる為でしたがここで考える内容ではありませんね)
 それから120年、地球温暖化防止に向け太陽光発電の有用性が唱えられ、同時に電力の消費地にコンパクトな発電装置が普及し始めたのですから送電方式が「交流」であり続ける必要はないでしょう。むしろ、二酸化炭素の排出量を8割減らすことを目標として掲げるならば、「直流送電」への投資が必要になってくるものと感じています。
 次世代照明として実用化が始まったLEDは、交流から直流へ変換する際に5割の電力を失うと記されています。太陽光発電は、既存の送電方式が「交流」であるために、約3割のエネルギーを無駄に捨てています。太陽光発電の普及と直流送電の組み合わせがいかに重要になるかという、象徴的な事例だと思います。


飯盛良隆
佐賀県小城市三日月町出身。
佐世保工業高等専門学校卒業後、ブリヂストン鳥栖工場設備課勤務。橋本龍太郎通産大臣の時代に第3種電気主任技術者の免状を取得。

建材店:サンコー商事にて14年間建材の販売に携わり新築・リフォームの現場に数多く潜入。戸建て住宅でもインテリアの重要性を感じ平成20年町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー福岡校に入学しインテリアの基礎を学ぶ。

平成22年、スメトコプロモーションを設立し住宅CMサービス佐賀の運営を始める。
平成25年2月、ダブルスネットワーク(株)社との契約を解消、住宅CMサービス佐賀の運営を終了する。

平成24年3月、帝王学(氣の學問、道の教え)を学び始める。同年6月
唐津から釜山へ新幹線で!

実現するためには長崎県と佐賀県をひとつに。そしてアジアや世界中の人たちが、自然と人の美しさを求めて足を運ぶ地域にする。

そんな夢を描き知事を目指して政治活動をはじめることに。 活動に専念するために平成26年6月末にて住宅に関する事業は終了。平成26年8月末にて(株)スメトコプロモーションを退社。
平成27年1月11日実施の佐賀県知事選挙に立候補。惨敗。
平成27年12月21日
東京エムケイ(株) 入社。
Tokyo2020オリンピック、パラリンピックの関係者輸送も経験


現在
眞理學指導員 (日産鮎川義塾)
稲作農業
佐賀タクシー勤務
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