佐賀県知事選挙が終わって間もなく、一通の郵便が届きました。農業関係の封書です。中には、平成26年度補正予算「稲作農業の体質強化緊急対策」等説明会とされた案内が入っていました。
2枚の資料を見ると締切は1月30日、補正予算が成立すれば実行される、作業を効率化するための支援事業とされていますが、すでに直播きの機械を導入し田植え作業を省いた私には、魅力がないように感じます。それでも、聞いてないからとは言えませんので、1月22日の14時からの説明会に参加しました。
平日の午後ですが、100人近くの方が集まられています。説明には農水省の出先機関から県職員をはじめJA職員まで10名もの方がいらっしゃいます。そこで配られる資料の数はコピー紙40枚を超えています。
ところが説明を聞いても、ほぼ全ての農家が使えない仕組みだと分かりました。というよりも、国から提示された項目をただ羅列するのではなく、
「何番と何番の組み合わせだと、こういう作業の効率化が出来るので、取り組んでみませんか?」
という、提案型の説明会でないと利用する側は、興味を持つことが出来ません。
鳥インフルエンザが発生して、そんな情報の集約が出来ないうちに、説明会の実施が必要になったことが理由にあるのかもしれません。
しかし、ほとんどの人が利用できない制度を説明するために、会合の案内を郵送し、会合に足を運び、申請できないのに申請に必要な書類約30ページ分を全員に準備するやり方、これには問題があります。
もっと、時間を大切にする工夫が必要です。
もっと、資源(紙)を大切にする工夫が必要です。
当日配られる資料と郵送された案内で、1人あたり400円程度。
当日集まった方の人件費を最低賃金で2時間 約1300円。
集まった方を300人と推定すると 約50万円が水に流れるでしょう。
会を運営する県やJAからも約10名のスタッフがひな壇に座っています。1回1人5000円の人件費とみても、10万円です。中身のない補助金の説明に小城市だけでこれだけの費用を使ってしまいます。
一つひとつの積み重ねが、人件費に手を付けずに効率化を行う方法だと感じます。いただいた資料は、ただゴミとして捨てるしかありません。農業は本来、地球環境を保全する一面も持っています。そこに、補助金を出す意味もあるのです。しかし、地球環境を棄損する資料づくりに励む農業政策なら、速やかに中止する判断がリーダーには必要ではないかと感じます。
まだ未定の補正予算の申請。県の職員が判断して、取り組まない判断をすることが出来れば、どれだけの効率化が図れたことでしょうか?
2枚の資料を見ると締切は1月30日、補正予算が成立すれば実行される、作業を効率化するための支援事業とされていますが、すでに直播きの機械を導入し田植え作業を省いた私には、魅力がないように感じます。それでも、聞いてないからとは言えませんので、1月22日の14時からの説明会に参加しました。
平日の午後ですが、100人近くの方が集まられています。説明には農水省の出先機関から県職員をはじめJA職員まで10名もの方がいらっしゃいます。そこで配られる資料の数はコピー紙40枚を超えています。
ところが説明を聞いても、ほぼ全ての農家が使えない仕組みだと分かりました。というよりも、国から提示された項目をただ羅列するのではなく、
「何番と何番の組み合わせだと、こういう作業の効率化が出来るので、取り組んでみませんか?」
という、提案型の説明会でないと利用する側は、興味を持つことが出来ません。
鳥インフルエンザが発生して、そんな情報の集約が出来ないうちに、説明会の実施が必要になったことが理由にあるのかもしれません。
しかし、ほとんどの人が利用できない制度を説明するために、会合の案内を郵送し、会合に足を運び、申請できないのに申請に必要な書類約30ページ分を全員に準備するやり方、これには問題があります。
もっと、時間を大切にする工夫が必要です。
もっと、資源(紙)を大切にする工夫が必要です。
当日配られる資料と郵送された案内で、1人あたり400円程度。
当日集まった方の人件費を最低賃金で2時間 約1300円。
集まった方を300人と推定すると 約50万円が水に流れるでしょう。
会を運営する県やJAからも約10名のスタッフがひな壇に座っています。1回1人5000円の人件費とみても、10万円です。中身のない補助金の説明に小城市だけでこれだけの費用を使ってしまいます。
一つひとつの積み重ねが、人件費に手を付けずに効率化を行う方法だと感じます。いただいた資料は、ただゴミとして捨てるしかありません。農業は本来、地球環境を保全する一面も持っています。そこに、補助金を出す意味もあるのです。しかし、地球環境を棄損する資料づくりに励む農業政策なら、速やかに中止する判断がリーダーには必要ではないかと感じます。
まだ未定の補正予算の申請。県の職員が判断して、取り組まない判断をすることが出来れば、どれだけの効率化が図れたことでしょうか?